〜人と繋がる~「サポートライフ・結」さんのお話を聞いてきました

〜人と繋がる〜 

「サポートライフ・結」さんのお話を聞いてきました。

 

川崎市立看護大学のボランティアサークル「川崎LINKS」のK.Hです。

川崎つながろ会の「地域を知ろう!学生記者が聞いてきました」企画の一環で、学生4人でサポートライフ・結の事業内容や仕事をする上で大切にしていることを知るため、リハビリテーションスタッフの小泉義久さんにインタビューをしました。

小泉さんは、川崎つながろ会の中心メンバーであり、日本ALS協会神奈川県支部の役員としても活動なさっていると伺っています。

 

 

(学生記者)仕事内容を教えていただけますか。

(小泉さん)訪問看護ステーションは、日常生活の看護、認知症の看護、精神疾患の看護、リハビリテーション、医療的処置・管理、家族・介護者の介護相談、薬の相談・指導、ターミナルケアを行っています。

私はALS患者さんを担当する機会が多く、身体機能だけでなく情動調節機能障害の支援も行っています。利用者には高齢者の方が多く、関節の痛みなどの整形疾患や、孤独を抱えた方もおり相談は多岐に渡っています。

 

(学生記者)なぜこの仕事に取り組もうと思ったのですか。

(小泉さん)20代の頃、母がALSになり、在宅で5年介護をしました。あまりに突然だったので病気や介護、制度のことなど何も知らず、壮絶な介護生活を送りました。自分の人生まであきらめてしまうようになっていました。また、当時は母も私も介護をされる、することが恥ずかしいと考えていました。そのため2人で殻に閉じこもり、人に知られないようにしていたので、必要な情報を知らずに介護していました。こうした過去から、人と繋がって正しい情報を得ることの大切さを感じ、20代の頃のリベンジとしてこの仕事に取り組もうと思いました。

 

(学生記者)仕事をするうえで工夫していることや意識していることはありますか。

(小泉さん)母を介護するにあたり、病気のことや制度のことなど誰に何を聞き、相談したらいいのか分からず困った経験があります。実際に病気になったご本人やそのご家族の多くはそもそも知識を持ち合わせていないことが多いんです。私は知らなかった過去の経験からも、情報を発信することにより、広がる選択肢の中で自己決定を行って欲しい、意思決定の支援をしたいと考えています。そのために情報を得たり発信する場所として、リハビリや学会など、色々な人と繋がりをもつことを大切にしています。

 

(学生記者)サポートライフ・結のホームページに記載されていた「あたたかく関心を示す」とは具体的にどのようなことでしょうか。

(小泉さん)私は、真摯で誠実な態度を示すことだと解釈しています。利用者の方のその人らしさを尊重し、お一人おひとりの生活様式に合わせた援助を行っています。利用者の方が病気を知り、向き合うための過程の中には自身にとって辛い情報が多く、塞ぎ込みたくなる気持ちに駆られることもあるでしょう。そんな時その気持ちに寄り添う、また無理しすぎることなく病気やリハビリについての本のページを一緒に開くことができるような存在でありたいと思います。

 

(学生記者)地域連携で地域包括ケアの一員として意識していることは何ですか。

(小泉さん)自分の地域にないものを自分がどのように補えるか、どこが代わりに頼りになるのかを意識して活動しています。例えば、川崎南部リハビリテーションセンターは障害福祉サービスで頼りになる、川崎市独自の地域リハビリテーション支援拠点の事業がある等があります。また、地域の歴史や行政の政策を知ることも大切です。例えば、川崎市(政令指定都市)と三宅島(離島)では、行政サービスも医療機関数も異なることがあげられます。それぞれの地域で課題は異なるため医療知識だけに偏らないことを大切にしています。

 

(学生記者)最後にこの記事を読む方へ一言お願いします。

(小泉さん)私は自分や自分の母の経験を得て利用者の方に諦めず人と繋がって最大限の情報を得て、自分の意思で自己決定をしてほしいと思っています。私はそのために意思決定の支援をしています。

 

事業所紹介

株式会社サポートライフ・結 https://s-l-yui.co.jp/

〒210-0014 神奈川県川崎市川崎区貝塚1-3-17シャンボール第2川崎202

 

感想

学生A: 情報を知るということが支援者や当事者にとって重要であるということを教えていただき、非常に勉強になりました。小泉さんのお話から経験を通して自分のような人を増やしたくないという強い思いが伝わってきました。貴重なお話を伺うことができたと感じています。

学生H:人と繋がり様々なところから情報を得ることが重要であるということが分かりました。小泉さんは利用者の方が本当はどうしたいのか、諦めてしまっていないかを考え、自分で意思決定をする支援をしているというお話を聞き、私も今後はそのような考えを持って看護学生としての学びを深めていきたいと思いました。

学生E::実際に現場で勤務している小泉さんのお話を聴き、新しい視点から地域や人と人との繋がりの重要性を感じました。助けや繋がりを必要としていても、知られたくない思いや人それぞれの様々な葛藤をもつ方に真摯に寄り添う姿勢は、当事者や家族のその人らしさを大切にしていてお話の中でとても印象に残っています。

学生I:今回小泉さんからお話を伺い、人と繋がることの重要性を改めて感じました。特に、いざ自分が当事者になった時どこから知識を得て誰に助けを求めればいいのかわからないという話が印象に残っています。小泉さん自身の経験から課題だと思うことを見つけ利用者さんやそのご家族に向けて行動を続けていく姿勢にとても心を打たれました。私もその姿勢を見習っていきたいと感じました。大変貴重なお話を聴かせていただきありがとうございました。

 

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