8月定例会のご報告

皆さま、こんにちは!

川崎つながろ会の杉田どぇす。

いやぁ、まだまだ暑いっすね…

今日は、そんな残暑厳しい今日この頃を快適に過ごすための、とっておきのプチ情報をお届けしよっかなーなーんて思ってます。

 

では早速、ハイこちら!

災害級の暑さの中、なんと無謀にも外出してますね。しかもバスで。

バスのスロープはかなりの勾配ですが、果たして乗り込めるのか。

なーんて心配は無用。

川崎市営バスのドライバーたちは皆さん親切で慣れてらっしゃいます。ガッツリ手伝ってくれました。

50年ほど前は乗車拒否(車椅子単独の場合)にあっていたなんて嘘のようです。

さて、この人たちはどこに向かうのでしょうか。

着いたようです。介助者の希望に満ちた表情で分かりますよね。

でも気のせいか、少し坂道になってるような…

あ…

あららら…

かなりの急坂を押してきてグロッキーのようです…

何も知らず笑顔の「座ってるだけの人」。シバかれろ。

で、目的地は…

 

 

そらそうや。そうでなかったら誰も来んて。

前方に水遊びができる噴水。三人の頭の中は一時的に同じ妄想に支配されてたはず。

「浴びてぇ」

というわけで、生田緑地内にある「宙と緑の科学館」へ下見に行ってきました。

そこで驚愕の情報を入手しました。

「車椅子スペースは二人分のみ」

大事なことなのでもう一度言います。

「車椅子スペースは二人分のみ」

ここは個別に行くとして、みんなと行くのはやっぱ「羽田空港展望デッキ(秋版)」かなぁ、と思っとります。ね、ニシマキさん!

またご相談させてください。

 

とゆーことで、「残暑厳しい今日この頃を快適に過ごすため」には

家にいる

が正解です、というプチ情報でした!

 

 

 

というわけで、定例会のご報告といきましょう。

 

1.参加者

当事者:7名、当事者家族:3名、医療職:3名、介護職:5名、看護学生:3名、支援者:2名

 

2.自己紹介と近況

支援者Oさん:8月のテニス大会(クラッチカップ)で優勝した!

当事者Eさん:心房細動、心室頻脈の診断を受け再検査する。

介護職Kさん:ドネーションのため髪を70cm切った。

看護学生Kさん:日本赤十字看護大学、江村さんヘルパー

佐藤雄二さん:レスパイト入院から帰宅。スポーツ中継観戦三昧だった。カフアシスト(排痰補助装置)導入のためカフベンテック社に接触する。

佐藤さんご家族:大阪万博に行き9館回った。映画「国宝」を観た。

佐藤さんご家族:佐藤家次女。大阪から帰省中につき参加。

髙野会長:昨日PCが壊れた。映画「国宝」、「ジュラシックワールド」観た。明日は「雪風」を観に行く。

ALS協会の仕事が忙しい。31日は日本科学未来館に「新宇宙展」を観に行く。

介護職Nさん(奈良原):作ったゲームが1万ダウンロードを越えた。任天堂SWに採用して欲しいのでゲーム会社と打ち合わせを行った。

看護学生Iさん:一週間前に親知らずを抜いたがまだ痛い。

介護職Nさん:西伊豆に行き、遊覧船には乗れなかったがイカを食った。

医療職Tさん:ここ2~3年、親の介護中。

看護学生Wさん:映画「鬼滅の刃」を4DXで観た。友達は号泣していた。

杉田どぇす:来週生田緑地に行く。プラネタリウム視察。

杉田どぇす家族:インプラントで悩み中。

介護職Tさん:大学を9月に卒業する。

当事者Kさん:ノートPCが発熱している。旧中野刑務所正門というレンガ造りの建物を、そのままの状態で移動させる曳家工事を観たかったので抽選に応募したが外れた。

介護職Kさん:父母の介護を頑張る。

医療職Kさん:理学療法士

医療職Tさん:作業療法士

当事者Tさん:8月から3か月、埼玉の国立リハビリテーションセンターに入院する。ベッドから車椅子に自分で移動できる様にするため。

 

3.お悩み相談

Q.ヘルパーと利用者の関係が上手く行かない。

・寝返りの介助をして欲しいが中々希望の姿勢にならない。

・ALSで声は出せる。

・動画、写真を撮ってヘルパーに共有している。

・ヘルパーは外国籍の人がいる。

A.

・我慢強く繰り返し教える。上手くいかない人もいたがその人は辞めた。「2cm後ろ」みたいに細かく指示。

・エアマットベッド化により体位交換を不要にするのはどうでしょう。

・文字にする。

・自覚不足のヘルパーは居る。その様な人には緊張感を持ってやってもらう様指導する。

・利用者の依頼に対し面倒くさそうな反応をするヘルパーも居る。

・できている人から共有してもらう。

・新しいことをやる時はリハビリの先生が勉強会を行ってくれる。日本語が読めない外国籍のヘルパーにも分かる様にベッドに目印を貼ってある。参加できなかった人にはビデオを共有する。

 

Q.腹部膨満感について。胃ろう、呼吸器は未使用。LICトレーナーを使用中。皆様経験、対処法がいかがでしょう。

A.

・胃ろうがあれば出せる。背中を叩くのはどうでしょう。

・車椅子だと出ない。ベッドなら出せる。出せないときは諦める。

・鼻から管を入れて空気を抜いてもらった事が何度もある。

 

Q.災害時避難計画について。提出を求められているが皆様は如何に。

A.

・横浜市では「家で頑張れ」と言われている。

・2年前に計画を作った。マンション5階で水害の心配はないがエレベーターが止まると移動できない。なので避難しない計画。呼吸器のための電源を確保。

・北部リハセンター在宅支援室に相談すると良い。

 

4.映画「杳(はる)かなる」上映

・一般向けの上映会9/13(土)14:00~16:10 @ステーションコンファレンス川崎。行く人は展開済みFormsから申し込んで。

お申込み

 

5.バスツアー2025

・11/9(日)で車椅子6台対応バス確保できた。

・BBQ@秦野戸川公園に決定。

 

6.次回定例会

2025年10月9日(日)13:30~

会場:ミューザ川崎

以上、定例会のご報告でした。

 

 

 

ユージの部屋

8月頭にレスパイト入院して、スポーツ中継三昧の一週間を過ごした。

メジャーリーグ、夏の甲子園、日本のプロ野球はもとより、男子バスケットのアジア大会、卓球のWTTチャンピオンズ横浜大会、サッカーの天皇杯と見どころ満載であった。優勝目指すと鼻息の荒いバスケットは八村、河村、渡辺、比江島の四人が不参加ではアジアでも勝ちきれず、予選を通過しただけで終わった。卓球は男子シングルス決勝が凄かった。張本智和が世界ランキングで格上、直接対決の戦績でも圧倒的に負け越している中国選手相手に、得意技のチキータレシーブを封印するという奇策が功を奏し、終盤足がつる大ピンチも乗り越え優勝した。サッカーの天皇杯は、J1J2や学生といったカテゴリーを超えた対戦もあるのが見どころの一つで、今年は東洋大学がJ1の柏と新潟に連勝し、ベスト8進出をかけてJ1の強豪神戸と対戦、あわやPK戦というところまで追い詰めるも延長後半アディショナルタイムに失点し惜敗という好ゲームを見せてくれた。

スポーツ中継三昧には副産物もある。ケアにきてくれた看護師さんの関心にマッチすると、プロ野球のどこのファンか、部活でなにをやっていたか、出身地や出身校といった話になる。その看護師さんの人となりの一端を知れてうれしい。

さて、前置きが長くなった。今回はスポーツ生観戦シリーズ第二弾、今年三試合観戦したサッカーの話。

 

  • 初めての生観戦は偶然の産物

サッカーはよく見ていた。かつては元旦の午後に決まっていた天皇杯の決勝。日本代表の日韓戦。Jリーグが始まってからは、カズやラモスのいるヴェルディ川崎を応援していた。しかし、それはあくまでもテレビ観戦だった。むしろ、サッカーはテレビ観戦の方がいいとすら思っていた。全体も細かいパス回しも一番見やすい角度から見せてくれ、ゴールが決まればスローの再生まであるからだ。

2002年の春の休日、家族で平塚方面の広い公園に遊びに出かけた。初めての公園でうろうろしていると、競技場の前で声をかけられた。サッカーの入場券が余っていて大人二人幼い子供も無料で入れるとのこと。断るのもなんだし位の気持ちだったと思う。あわ(泡)よくばビールにありつけると思ったかもしれない。入ってみるとJ2の湘南ベルマーレ対アルビレックス新潟の試合。一応新潟に肩入れして観戦していると、正確な記憶ではないが勝ったような気がする。(泡の記憶はもっとない。)気を良くしてにわかサポーターの出来上がりだ。その後、妻が横浜市民招待券のような物を手に入れてくれて、長女と二人横浜FCとアルビレックス新潟の試合を観戦し、これも勝った。「俺が行けば勝つ」は気分がいい。2002年シーズン最終戦、川崎フロンターレと等々力で対戦する。しかも勝てばJ1昇格が決まる。家族も付き合ってくれて、四人で祈るように応援したが、勝てず三位に終わりJ1昇格を逃す。”ユージが行けばアルビ不敗”神話は三試合もたず崩壊した。翌年は観戦しなかったが、J2で優勝しJ1に昇格できた。

 

  • 現役選手が訪問入浴?!

二年前から訪問入浴サービスのお世話になっている。訪問入浴をご存知ない特定少数の顔が思い浮かぶので、ちょっと紹介。浴室での入浴に支障のある人を、湯船を持ち込み三人がかりで入浴さてくれるもの。(写真参照)

少し慣れたころ、リーダーから「この子サッカー選手なんですよ」と新人のMさんを紹介された。よく聞いてみると、町田ゼルビアレディースの現役レギュラー選手だという。訪問入浴の会社アサヒサンクリーンが主要なスポンサーと聞いて二度びっくり。調べてみると、関東女子サッカーリーグ二部で優勝を争っていた。一年もたつと彼女も仕事にも我が家にも慣れ、色々な話をするようになり、愛称の“モーリー”で呼ぶようになった。昨シーズンは惜しくも優勝を逃したので、今シーズンこそと先ずは背番号5のユニフォームを申し込んだ。4月にシーズン開幕、妻は町田ならそんなに遠くないと、試合会場まで行ってバリアフリーの状況確認してくれて、障害者の車なら応援場所の目の前の駐車スペースに停めていいという言質まで取ってきた。二日前にようやく届いたユニフォームを着せてもらい、第三戦を生応援した。グランドを見下ろすクラブハウスのエントランスホールの窓から観客の頭越しに観戦する形で、向かって左側のゴールラインの延長線上の位置で、ゴール前の攻防やコーナーキックもよく見えた。ゼルビアレディースは3-0の快勝で、“モーリー”もセンターバックで無失点に貢献、コーナーキックから得意のヘディングであわやゴールというシュートまであった。本人には内緒で行ったので、妻が声をかけに行くと驚いて、クラブハウスまでわざわざ上がってきてくれた。翌週入浴できてくれたときにユニフォームにサインをしてもらった。これに味を占め、前期最終戦の山梨学院大学との全勝同士の対戦も見にいった。流石に負け無しの強豪は、試合前の練習から質が高く、楽に勝てる相手ではないことが分かった。試合前半はピンチもあったが凌ぎ、後半攻めて2-1で勝ってくれた。その後も連勝継続中で、今シーズンこそ優勝できそうだ。

こんな感じで観戦

“モーリー”お疲れ様

 

ユージを運ぶ“モーリー”と背番号5

 

  • リヴァプールの遠藤日本凱旋!

ここ数年、ヨーロッパの強豪クラブがオフシーズンに日本に遠征してくれるようになった。今年もバルセロナ、久保建英がいるレアルソシエダ、そして日本代表キャプテン遠藤のリヴァプールがやって来る。しかも、リヴァプールは横浜Fマリノスと日産スタジアムで対戦!生遠藤を見られるかもしれない!なにを隠そう、妻は遠藤の大ファンなのだ。メインスタンド1階左側の車いす席が取れて感激した。訪看さんから流行中と聞いていたコロナ感染で観戦無しはシャレにならないので、体調不良無く当日を迎えてほっとした。妻はリヴァプールの赤いユニフォーム背番号は遠藤の3、ユージは還暦祝いの赤いアロハで出かけた。スタジアムで席に着くと、期待より端っこで向かって左側のゴールラインの延長線上。あれ?見慣れた角度、、、そう、ゼルビアレディースの応援の時と一緒なのだ。

無事到着!

 

赤いスタジアム

暑さを覚悟していたが、車いす席がゲートを入ってすぐなので、風が通り抜けて涼しい。スタンドはマリノスの青を赤が圧倒している。目の前の席にはタイ人の団体ざっと200!他にもアジア諸国から集まっているのだろう。スタメン発表でどよめきが起きた。遠藤の名前がない!?リヴァプールは日本向けのサービスよりもシーズン開幕に向けてレギュラー陣の連携強化に重きを置き、本気の布陣で試合を開始する。案の定マリノスは防戦一方で、グランドの左側、我々の目の前、での攻防が長くなった。それでもマリノスも踏ん張り、0-0で折り返す。後半10分なんとマリノスが少ないチャンスをものにして先制。ここで、リヴァプールは守備の要でキャプテンのヴァン・ダイクと遠藤の交代を告げ、ポジションだけでなくキャプテンマークも引き継ぐ“粋な”演出を見せる。その後すぐに新加入のヴィルツのゴールで同点に。両チーム大幅に選手を入れ替え、チャンスをもらったリヴァプールの若手が躍動、18歳と16歳がゴールして3-1で終わった。遠藤も攻めてはコーナーキックをヘディング、守っては不慣れなセンターバックをそつなくこなした。結果的に端っこの席は遠藤の守備を間近に見られるいい席だった。57,000を超えた観客の退場は大混雑かと思いきや、選手インタビューを聞いてから動き出したら混雑なくスムーズに駐車場に到着、帰り道も順調で30分程度で帰り着いた。

勝利者賞を受け取る遠藤

 

  • 日産スタジアム再び

「こんなに近いのなら、マリノス対アルビレックスも見に行けば?」日産スタジアムのアクセスの良さから、ありがたい提案。残念ながら今シーズンはもうない。さらにやばいことに、現在アルビレックス新潟は最下位でJ2降格の危機にある。残り11試合奇跡は起こるか?それとも、マリノスも一緒に降格という奇跡を祈るか?できれば前者を願う善者でいたい。

 

佐藤雄二

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