2月定例会のご報告
皆さん、こんにちは!
川崎つながろ会の杉田どぇす。
今月の定例会…www
いろいろ脱線話が盛り上がりましたが、当事者Kさんの博識ぶりに驚きました。
いよっ、雑学王!
思わずそう叫んじゃいましたよ(脳内で)。
その脱線話に
機動戦士ガンダム
が出てきて、懐かしく当時を思い出していました。
私が見ていたのはファーストの再放送。夕方になるときっちり家に帰りテレビの前に陣取ってその時に備えていました。
その時とは、もちろん録音ボタンを押すタイミングのこと。
え?みんなやったよね、録音。
そうそう、スピーカーの前に小型のカセットレコーダーを置いてやるやつ。そらもちろんカセットやで。
ちゃうがな!カセットが舶来物のしっとりしたお菓子なわけないがな。
カセットテープっちゅうて磁気テープに音声を記録するプラッチックのやつのことよ。
そう、この頃(小5)の私はもしかしたら人生で最も感性豊かだったかもしれない。
音を聞いているだけであとは頭の中で絵を動かしたり、聞きながらそのシーンの絵を描いたり。
当時やっていたこと、感じていたことを考えたら大人になってやったことなんて惰性の末の産物でしかないように思える。
そんなことを思いながら脱線話を聞いていました。
さぁて、それでは2月定例会のご報告と「ユージの部屋」どぇす。
1.参加者
当事者:6名(ALS、筋ジス)、当事者家族:2名、介護職:3名、看護学生(川崎リンクス):7名、支援者(事務局):1名
東橘中学校でのインクルーシブ運動会の取材をされたご縁で、毎日新聞社記者の銭場さんが参加されました。
2.自己紹介と近況
銭場さん:毎日新聞の記者。髙野会長にお誘いいただき参加。
支援者Oさん:腰痛あり湿布とテーピングで何とかしているが明日マッサージ予約できた。バレーボール観戦チケット抽選待ち。
杉田どぇす家族:2月頭に大阪に行って帰ってきたら発熱~コロナ発症。先週ソウルに2泊3日行ってきた。
杉田どぇす:腹が減った症状は落ち着いた。12月外出多かったのが原因か?新しい管理栄養士が入ることになった。
事務所が青葉台や新百合ヶ丘にもあるので紹介可能。
看護学生Kさん:サッカー鹿島アントラーズの試合を家族で観に行き快勝した。
看護学生Uさん:両親が横浜FCのサポーターのため小さい頃から毎週観戦に行っている。
看護学生Nさん:教習所に通っている。初めて運転して怖かった。
髙野会長:高校同窓会で講演した。映画ガンダムジークアクスを観に行った。ALS協会で本部・支部の紙資料のデータ化を進めている。
介護職Nさん:斉藤和義が好きでライブとかに行っている。
当事者Kさん:久しぶりのリアル参加。今月からカフアシストを導入した。爽快!
介護職Kさん:金子さんヘルパー。非常に暑がりなので今から夏の入浴介助が憂鬱。自分で作詞・作曲をし四谷でライブをしている。
看護学生Iさん:ガンダム観たかったのにネタバレされた。愛知のジブリパークに行った。空いていた。
看護学生Eさん:教習所に通っている。路上1回目めっちゃ怖かった。
佐藤雄二さん:新潟アルビレックス勝てない。私もガンダム好き。ドジャース開幕戦車椅子席応募したがはずれた。TV観戦が楽しみ。
佐藤さまご家族:外国人学校教諭をやっているが外国人が来すぎで忙しい。
12年前の教え子(中国人)から連絡があり結婚式に招待された。日本の税金で教育を受けた子供が日本で働いて税金を納めてくれるのが夢。
当事者Nさん:ホットカーペットとオーバーベッドテーブルを買ってQOLがアップした。
TVでバックトゥザフューチャー3部作を予習して観たら5倍楽しめた。
当事者Eさん:花見に行って遅刻。浜離宮で梅と菜の花がとても綺麗だった。親孝行は先手先手でやりましょう!
エアフリックが読めないヘルパーが多いのでコツを教えてほしい。
介護職Eさん:父親が昨年他界した。ペット(猫)とミニ盆栽を引き取ってくれる人を募集中。
看護学生Wさん:三世代住居で祖母のためにバリアフリー化を検討中。
看護学生Hさん:セカオワのファンクラブ限定チケット争奪に負けた。2次募集待ち。
3.その他
・川崎リンクスの1年生3名が副代表に就任。3名各々の役割決定。次期代表の引継時期についても前倒し検討中。
・花見行きたいが見頃は3月29日、30日あたりか?定例会翌週は厳しいか?定例会の後に周辺を散策してはどうか?
・生田緑地のプラネタリウムは日程調整して団体予約する?→事務局確認
・武蔵新城のカフェ千年共店で定例会やりたい。バリアフリートイレがないのがネック。→杉田確認
・羽田に行きたい!バリアフリーは完璧で天気も関係ない。→当事者Nさん企画
佐藤さん:戸建からマンションへ引越したことによる各種悩みが解決!来客駐車場は2台あり何とかなっている。
鍵問題も暗証番号式の宅配ロッカーがあるので問題ない。尿瓶洗浄水栓TOTOケアクリックを取付た。工事込み5万程度。
4.次回定例会
3月23日(日)13時30分~
会場:ミューザ川崎
※終了後周辺をお花見散策予定
ユージの部屋
今年最初のユージの部屋、正月早々旭化成の元旦駅伝5年振り26回目の優勝、二日三日の箱根駅伝では青山学院の連覇と、ご贔屓チームのおめでた続きで、もうテーマは駅伝と長距離の話で決まり!と思っていた。
ところが、カリフォルニアの大規模な山火事のニュースや日本各地での豪雪の報道を見ているうちに気が変わってしまった。雪にまつわる思いや思い出をご紹介させて頂きます。なんで山火事から雪の話になるのかは後程。まあ雪のネタだけに、滑ったり、寒かったり、”ゆ(、)き(、)”過ぎたりは、お許しを、、、
私をスキーに連れてかないで
今年はかなりの豪雪で、なんと南国鹿児島の市内でも積雪があったと当地在住の友人から写真が届いた。
雪国では大雪の警報が何度も出された。我が故郷・長岡は平野部ながら、豪雪地帯である。NHKの定点カメラがあるようで駅前の雪景色を例年以上に目にする。そんな雪国で生まれ育った私には、子供の頃からスキーは馴染みの遊びであった。引っ越しの副産物?昔の写真を整理して残したいものだけスキャンしてデータ化した。その中にスキーの写真が何枚かあった。いかにも昭和!スマホなどないので、家の前ではいポーズ、である。物心つく前?からスキーで遊んでいた。家の周り、信濃川の土手、学校のグランド、もちろんスキー場でも。小・中・高と体育の授業でも、スキーをやる。シーズンになると二週間?位の体育の時間を一日に集めて、終日スキー場で授業があった。おかげで、決して上手いとは言えないが、上級者コースでなければ怪我なく滑って降りてくることはできた。滑る楽しさや爽快感は一応知っているつもりである。
↑2025年2月鹿児島市内の積雪
↑左から:1~2歳のユージ、小学校3年?位のユージ、小学校4~5年のユージ
だが、高2を最後に、スキーは一度もやっていない。高3では、万が一骨折でもしてしまうと受験に差しさわりがあるので、授業でもスキーをやらない。浪人時代も自粛し、大学で東京に出て雪の積もらない冬の有難さを噛みしめてみると、もう「金を払って雪の降る所に行きたくない」と思った。幸い大学時代はスキーに誘ってくるような金と暇に恵まれた友人はおらず断る必要もなかった。就職するとそうもいかず、映画『私をスキーに連れてって』の大ヒットもあり、スキーは大人気に。断るときに「金払って雪の降る所に行きたくないので、私をスキーに連れてかないで!」を決まり文句にした。
余談になるが、映画『私をスキーに連れてって』は、原田知世主演映画の中で最高傑作!と思っている。レンタルビデオをダビングして何回も見た。ユーミンの『恋人がサンタクロース』を挿入歌(今日まで、主題歌だと思い込んでいた、、、)に使い、こちらもリバイバル大ヒットとなった。以降この曲を聞く度に映画を思い出す位に好きな映画。でも、スキーには行かないのだ。
溶けてしまえばただの水
こんな私であるが、幼少期から雪が嫌いだったわけではない。雪が降るのはきれいだし、友達と雪で遊ぶのは楽しかった。何も踏み跡のない雪原に大の字に倒れて人型をつける快感も知っている。ある時期までは、雪が降るのを楽しみにしていたと思う。それは小学5年の冬、初めて自宅二階の屋根の雪下ろしの手伝いをすることに父から許しが出た。それまでは、転落の危険性があるので、一階部分の屋根の雪下ろしや地上に落とした雪の移動しかやらせてもらえなかったのだ。二階の屋根からは思っていた以上に遠くまで見渡すことができた。「これで一人前ということか、、、」と勝手に思った。雪のおかげで屋根の端でなければ転落の危険も感じない。作業の途中までは、結構いい気分でいられた。それもつかの間、”一人前”の洗礼は容赦ない。二階の屋根は広い、掘っても掘っても減らない、シャベルですくった重い雪を下ろすために歩く道のりも長い、その上一階の屋根を越して地面まで届くように放るためには余計に力がいる。へばった息子に「休み休みやれ」と声をかけて、父は休まず黙々と作業を続けていく。大して役には立たなかったはずだが、思うところは色々あった。父がよく口にした「溶けてしまえばただの水、でもほっておいたら家が潰れる」という言葉が実感をもって分かった気がした。二階の屋根の雪下ろしは最大の重労働になるが、これがひと冬に一~二回ある。今年のような大雪だと倍くらい必要かもしれない。一階の屋根はより頻繁だ。雪は下ろせば終わり、というわけにはいかない。できた雪の山を掘って玄関前に通路を開ける等々色々と後始末もある。幸い自宅は消雪パイプと呼ばれる地下水をくみ上げて道路の雪を溶かす仕掛けのある道に面していた。そこに少しずつ運んで溶かすという作業を続けることになる。作業の戦力としては半人前だが、雪国で生きていくために付いてくる、報酬のない重労働に対して、当事者意識を自覚した転換点となった。以降雪が降るのは嬉しいことではなくなった。
↑妹の成人式?の着物姿と自宅前の雪の様子と消雪パイプ
二階の屋根は雪下ろし後に新しい雪が積もっている
一階の屋根は雪下ろし終わったばかり?
左隣の家と比べると顕著
左は屋根から下してできた雪の山
山火事と雪
「溶けてしまえばただの水、、、」は、折に触れて思い出す。諦めの言葉としてが大半だが、時に何か役に立つ使い道が無いものか?と思うことがあった。砂漠の緑化、夏の冷房、、、実現するすべはドラえもんのどこでもドア位しかないのだが、その中の一つが山火事の消火なのだ。山火事のニュースを見るたびに、ヘリコプターで運んだ雪の固まりを投下するイメージが浮かぶ。運んでくれさえすれば、いくらでもタダで提供するのだが、、、
そりゃあ性格暗くなる
一般論では「県民性」とかいうくくり方は、眉唾物だと思っているのだが、気候特に日照時間は人格?性格?形成に影響を及ぼすと思っている。大学二年の冬休みに一週間程帰省して東京に戻る新幹線に乗っていた。越後湯沢を過ぎると長いトンネルに入る。しばらくしてトンネルを抜けた途端に強烈な日差しを浴びた。その瞬間、「あっ、俺帰省中一度も太陽見てない、、、」と思った。「裏日本とはそういうことか、そりゃあ人格形成に影響するわ」。というわけで、大人しく、恥ずかしがり屋で、無口で、我慢強い、根暗な雪国生まれの男が出来上がったとさ。
上海浦東空港九時間機内缶詰事件?!等々雪の思い出はまだまだ尽きないが、ネタを積み過ぎて雪崩が起きそうなので、この辺で失礼します。
佐藤雄二
ユージの部屋の洒脱な文章を、少しニヤニヤしながら眼を通すたびに、まだまだ元気だ、パワー全開だ、負けてはいられないと元気をもらっているのです。
國本さん、わざわざありがとうございます。私も、つながろ会のおかげでユージの部屋という場をいただき、反応までいただけることを、楽しんでおります。