6月定例会のご報告
皆さん、こんにちは!
川崎つながろ会の杉田どぇす。
東京のトップを決める選挙戦が始まりましたね。
現職が立候補した場合なんと100パー現職が勝つらしいですね。
であるなら今回も現職が勝つんでしょうね。
組織票なんかでがっちり盤石だという声も聞こえますしね。
しかーし!
東京都民よ、それでいいのか?
今回に限っては現職以外にまともな候補が二人はいるじゃないですか。
どっちが当選しても面白いことになりそうな気がしてるのは自分だけじゃないはず。
とにかく、選挙権持ってる人は全員選挙行こ。
そんな人間の営みに関係なく、ただいま絶賛梅雨中です。雨が降りまくって湿気が激増する期間です。
その不快な期間が済んだと思ったら、湿気はそのまま引き継ぎ、体温をゆうに超える気温の日々が一カ月以上続きます。
そう、夏です。
まぁ、なんだかんだ文句言ってもこの季節の移り変わりがあっていろんな生命がはぐくまれているわけで。
何が言いたいのかというと、
早う秋こいや!
というわけで6月定例会のご報告どぇす。
1.参加者
当事者:3名(ALS)、当事者家族:1名、医療職:2名、介護職:2名、看護学生:5名、支援者(事務局):2名
2.軽く自己紹介と近況
看護学生Kさん:Facebook始めました(冷やし中華かよ)。
看護学生Aさん:今日はオープンキャンパスで空き時間だけ学校からリモート参加。同じくFacebook始めました(また冷やし中華かよ)。
医療職Sさん:メタボ対策で始めたキャッチボールでご主人が指を脱臼。新しい職場の言語聴覚士のKさんが本日リモートで参加。
当事者Nさん:5月は忙しかった。分身ロボットが欲しい。一人暮らしを始めるが、引っ越し準備の時間がない。映画「はるかなる」を観た。
佐藤雄二さん:先週63歳の誕生日を迎えた。大谷選手がホームランで祝ってくれた。イムス横浜国際看護専門学校で高野さんと一緒に授業を行った。
佐藤雄二さんご家族:家にハトが訪ねて来るができれば来ないで欲しい。対策として水鉄砲を買ったが威力が不足。韓国語の級を取った。
看護学生Hさん:外出ボランティアで佐藤さんに同行。庭で栽培しているイチゴの花が咲いた。
看護学生Nさん:外出ボランティアで高野さんに同行。
看護学生Tさん:大好きな「オペラ座の怪人」が上演される。チケット代を稼がなくては。
髙野会長:講演を3つ実施。疲れた。
介護職Mさん:5月から高野さんヘルパー。
介護職Nさん:高野さん講演に同行。江の島を一周して疲れた。
支援者Oさん:バレーボールネーションズリーグ観戦に福岡まで行った。会場が小さく選手を目の前で見られた。
2.業務連絡
・海老原ひろみ基金:2023年度の報告と2024年度の申請ができた。
3.お悩み相談
Q.HALのリハビリを1クール受けた。2クール目を受けたいが、嚥下や腕の機能が低下に対するリハビリも必要になってきた。両方は受けられない様だがどうするのが良いでしょう ?
A.
・両方続けるのが理想。
・疲れると進行する恐れがある。
・私は両方できた。
・同時期に複数事業所のリハビリを受ける事はできない。その制約に引っかかるためではないか。
・作業療法士、理学療法士、言語聴覚士によるリハビリは訪問の場合医療に分類される。
・東京の場合障害福祉課に相談するのが良いと思われる。
・市区町村の基幹相談支援センターもある。
Q.ヘルパーの待機時間の過ごし方について、何もしないで居られると気を遣ってしまう。
A.
・用件が発生した時直ぐに気付ける場所で、勉強等してもらっている。
・イヤフォンはダメよ。
注:リハビリや療養生活に関することは必ず医師や看護師などの医療者や、
作業療法士、理学療法士、言語聴覚士などの専門職の方と相談しながら進めてください。
4.バスハイク
・横浜スタジアムに野球を観に行く方向で検討を進める。
5.今後の予定
・7月定例会:7月21日(日)福祉パルたま
・8月定例会:8月17日(土)ミューザ川崎 会議室2
いずれもオンラインでも参加可能です。どなたでもお気軽にご参加ください。
今月のユージの部屋
先ずは”雄二の部屋”の写真から。
使い古した中国の地図である。在宅療養なので沢山の方々に来訪頂くが、時々世界地図と思ってしまう方がいる。恐らく中国の地図が珍しいのと、何より一つの国と思えないほど中国がでかいからではないか。今回はそんな中国の話。
題して「中国に行って気がついた」。
私が初めて中国に行ったのは、1997年の3月で35歳の時になる。
会社の出張で「日本の製造現場はアジアとの競争に負けずに生き残れるか?」というテーマで中国→香港(イギリスからの返還直前)→タイ→シンガポールと回り自社の現地法人と日系の他社も訪問した。当時の私は欧米とエジプトしか行ったことがなく、中国をはじめアジア諸国には積極的に行きたいとは思っていなかった。それは、戦時中の日本の行いから反日感情が強く、居心地が悪いのではないかという漠然とした先入観があったからである。特に中国では日本人が白い目で見られるのではないかという感覚すら持っていた。食わず嫌いながら、どちらかといえば忌避感があった。
中国には5日ほど滞在したが、最初の上海から「あれ?」の連続であった。
誰もこちらをじろじろ見ない、白い目どころか関心すらない感じ。外国人が珍しくないし日本人もその中の一人でしかないのである。上海には日系スーパーヤオハンが巨大なデパートを開業し、テレビを見れば日本のドラマ「101回目のプロポーズ」を中国語吹き替えでやっていたり、カラオケでは「壊れかけのレディオ」を中国語で日本人駐在員が歌ったりしている。常時反日的な目を感じるわけではないのである。私の食わず嫌いの先入観を払拭するには充分な5日間であった。おかげで、素直にありのままを見るようになれた。仕事の面では、広東省の東莞でマブチモーターの巨大な工場を見学し、何百人もの若い女性が並んで(まさに人の海)、プラモデルで使うような小型モーターの銅線を一心不乱に手で巻いている様子に圧倒された。人手のかかる製造業は全く勝負にならないと痛感した。
次に色々と気が付くのは10年後、2007年からの家族帯同での上海駐在の時になる。
数ヶ月すると、仕事も落ち着き異国暮らしにも慣れてくる。マナーを守らない中国人の例としてあげられる、信号や横断歩道がない場所で行き交う車を避けながら道路を横断するこつも体得する。ある休日、自宅近くの幹線道路同士の交差点の横断歩道を青信号で渡ろうとした時ある仮説が浮かんできた。中国では、車は右側通行、信号が赤でも一番右側の車線は右折可が基本的なルール(もちろん、矢印信号などで規制している場合は除く)。そして、道路上は車が優先で横断歩道でも必ずしも歩行者優先ではない。従って横断歩道でも常にどちらかからくる車に注意が必要なので、緊張感が続く。これだと横断歩道が無いところで渡るのと変わらない、いやむしろ注意が必要な方向が多い分交差点の方が余計に緊張しているではないか!これはマナーの問題ではなく、自分の身を守るのは自分であって信号機ではない、だから信号や横断歩道が無い場所でも自分で安全を確認すれば全く問題ない、むしろ斜め方向を見る必要がない分、交差点より安心では?という仮説である。日本では信号が青になったら左右の安全確認などせずに渡っていた私にとっては思いもよらなかったが、意外と合理的に感じた。
中国の交差点(イメージ)
これ以降、マナーや国民性の問題と簡単に語られがちなことに、実は合理的な理由があるのではないかと考えるようになった。そして、中国で生活し働くことが、どんどん面白くなっていった。
自分の身を守るのは自分
これは彼らの発言や行動の背景を自分なりに理解しようとするときに、よく思い返した。
現在は不明ながら、当事の中国の会社には定年退職金や企業年金の制度は全くなかった。一方で社員の定着率は高くないので、企業につなぎ止める施策は重要な課題であった。社員と雑談の流れで日本の定年退職金制度の話をすると、苦笑された。「自分が定年するまでこの会社があるかどうか分からない」というのだ。これは銀行などでも同様で潰れる可能性があるので、預金は分散するという。更にいえば国の社会保障も似たような感覚で、日系企業にはなかなかできないが、法で定められた社会保険に加入せず浮かせた社会保険料の半分を給与として払うことが歓迎されるといった話まであった。会社や国ですら当てにしない、自分を守るのは自分なのだ。
中国には丸5年駐在した。その間仕事や家族旅行で色々なところに行くことができた。
その都度、行先を中国地図にマーカーペンで塗るようにしていた。それを眺めるのも楽しかった。結局、28行政単位(省とか自治区、アメリカなら州)のちょうど半分14に所在する都市や名勝しか塗れなかった。将に道半ばでの帰国となった。
万里の長城登城証明?「万里の長城に行かずしていい男ではない。俺は八達嶺に登ったぞ!」
行ってみるまでは忌避感すらあった中国。駐在して帰国後は、「俺は慎重派に見えて、実は”親中派”なんで」と公言するまでとなった。
大好きな中国については、もっと書き連ねたいところではあるが、もうやめ”チャイナ”と言われる前に失礼いたします。
佐藤雄二
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ユージの部屋を読んで、これは脊髄反射では無く、海馬反射だと気がついた。岡野大人の古い流行り歌のウィットに富んだ替え歌も海馬反射らしい。面白いのでもっと
喋舌って欲しい。
國本さん わざわざありがとうございます。海馬反射勉強してみます。今のままでは、海抜の低い飼い馬の飼葉にしかならないと思うので、、、
by.あーいえばこーユージ