「アサヒサンクリーン(株)在宅介護センター川崎多摩」を訪問しお話を伺いました!
こんにちは!
川崎市立看護大学のボランティアサークル「川崎リンクス」のAです。
川崎つながろ会の「地域を知ろう!学生記者が聞いてきました」企画の一環で、訪問入浴サービスを提供している「アサヒサンクリーン(株)在宅介護センター川崎多摩」を学生4名で訪問し、所長の川田様のお話を伺ってまいりました。
(学生記者)訪問入浴のお仕事の内容を具体的に教えていただけますか?
( 川田様 )介護職員2名と看護師1名の合計3名で入浴車に乗り、ご利用者のご自宅を訪問しています。
ご自宅でお風呂に入れないお宅に向かい、私たちが持参した浴槽にお湯を溜めてお風呂に気持ちよく入っていただくというサービスを提供しております。
(学生記者)入浴の際にはリフト(※)などを使用するのですか?
※リフトとは自力での移動が難しい場合に移乗をサポートする福祉用具のこと
( 川田様 )今、ちょうど実物がありますのでご覧ください。このような担架があるのですが、シートを身体の下に敷かせていただいて、3人1組で「いち、にの、さん」でお身体を持ち上げて浴槽に移動します。
(学生記者)このお仕事についた契機や理由などを教えていただけますか?
(川田様)元々は保健体育の教員免許を取るために大学に入りました。
その時、介護施設での実習が1週間あり、実習中に介護も自分に向いているのかもしれないと感じました。
それから介護に興味を持ち、8時半から夕方までで働ける介護のお仕事がないかと調べた結果、訪問入浴というサービスがあることを知り、新卒で入職しました。
(学生記者)訪問入浴の際、様々なことへの配慮が求められると思うのですが、川田様がご利用者様のご家族と関わるときに一番大切にしていることはありますか?
( 川田様 )ご本人様と介護者様のご意向が違う場合もあります。
例えば、ご本人はお風呂に入りたくないけれど介護者様は入ってほしいという場面です。
ご本人様のご意向はとても大切ではありますが、ご家族や介護者様も同様にどのようなご意向を考えていらっしゃるのかを新規ご依頼の際にお聞きし、総合的な状況でご本人様と介護者様の希望に添える形で対応させて頂いています。また、具体的なご希望をしっかり把握した上でサービスさせて頂くよう徹底しています。
お風呂のサービスが終了したときにさっぱりしたと思っていただくことが当たり前かもしれないのですが、そこに尽きると考えていまして、楽しくお風呂に入っていただきたいので冗談まじりにお話しさせて頂いたりとか、お客様によっては歌がお好きな方もいらっしゃいますので歌を一緒に歌ったりもしています。楽しく(お風呂に)入っていただきたいという思いがあります。楽しく話しながらお風呂に入れることはとても魅力的だと感じます。
(学生記者)ホームページで「私たちは感謝と思いやりの心でお客様に幸せと安心を提供します」というこちらの経営指針を拝見したのですが、具体的にはどのようなことであると考えていますか?
( 川田様 )ご病気や障害をお持ちでお風呂に入れない方のお話を聞くと、元々毎日お風呂に入られていた方も多くいらっしゃいます。そこで私たちが訪問入浴という形でお風呂の機会を提供し、日々お風呂に気持ちよく入っていただくというところで、、、特別なことをしているとは思いませんが、「いつもの安心」を届けることであると考えています。
(学生記者)訪問入浴のサービスでは他の職種の方とも関わる機会があると思いますが、そのような他職種との連携はどのようにしていますか?
( 川田様 )私たちは、訪問入浴という形で利用者様の全身の清潔保持をメインとしたサービスを提供しています。
入浴の前にバイタルサインの測定をして体調を確認し、褥瘡や皮膚の赤みがないかなど皮膚の状態を見させていただいています。お風呂に入ることはリラックスにつながりますが、体力を多く使う場面でもあります。状態によってはご利用者様に相談しながら行い、訪問看護師さんやケアマネジャーさんとも連絡を取り合い、今後どのように処置をするのかなど伺い、連携をとるようにしています。
(学生記者)患者様やご家族に向けて最後に一言お願いいたします。
( 川田様 )安全に楽しく入浴することが私たちの魅力です。是非アサヒサンクリーンの訪問入浴をご利用いただきたいです。
事業所紹介
アサヒサンクリーン株式会社
URL:https://www.asahi-sun-clean.co.jp/
アサヒサンクリーン(株)在宅介護センター川崎多摩
URL:https://www.asahi-sun-clean.co.jp/search/kanto_region/kanagawa_prefectures/kawasaki_tama/124/
学生記者の感想
学生記者O:お風呂に入るという身体的な清潔援助の提供と同時に、安心や楽しさなどの精神面でも細やかで温かなサポートが感じられました。
学生記者W:どんな人でも入浴を楽しんでもらおうと日々考え、工夫することで仕事を楽しんでいるのが伝わりとても素敵だと感じました。
学生記者A:ご利用者様一人ひとりに合わせて心身共に温まるサービスを提供している点が、アサヒサンクリーンさんの魅力だと思いました。
学生記者E:入浴サービスを通して、ご利用者様やご家族様の希望に沿った「いつもの安心」を届ける様々な工夫をされていて、看護学生として学ぶべき姿勢が多くありました。
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